意見の違う相手に対して批判、不満をぶつけたくない。 どうしたらいい?

日常

 【私から私へ→今日の質問】意見の違う相手に対しても対立したくない。どうしたらいい?

 夫や友人と話していて、自分と違う意見を言われたり、自分の意見を批判されたらついつい反発してしまう。言われたことにムッとして反射的に言い返したりしたくなる。「でも・・・」と否定語で返してしまう。以前は夫婦喧嘩も仲良くなる一つのステップかなと思って言いたいことは言っていた。お友達とはケンカすることはなかったけど、きっと態度に出ていた。今思うと相手も私の頑なな姿勢を感じて付き合いづらいと思っていたんじゃないかな〜。夫とはストレス発散もかねてそのまま相手にもぶつけてた!←迷惑な話だな。根気よく付き合ってくれてありがとう!

 今はそんなの疲れるし、何より周りの批判的で否定的な人を見ると「もっと楽にしていいのに」と思う。ってことは自分も周りからそう思われているって事。逆に批判的な相手とも調和して生きている人を見ると素敵だと思うし、そういう人は普段から優しい雰囲気が漂っていて一緒にいて楽だし楽しい。自分もそうなりたい。どうしたらそうなれるの?

 我慢するのは苦しいし、不満の種は残ったままで自分でも納得できていない状態になる。後から批判がもっと大きくなって爆発することになるからそれはしたくない。

相手に対して批判、不満が出た時に上手に自分の気持ちをコントロールして、違う意見の相手とも対立することなく会話するにはどうしたらいい?

 【私から私へ←今日の回答】方法は一つじゃない。多方面から少しずつ考えを変えていこう。

Ⅰ 正しい間違いの判断をしない。育ってきた環境も性格も違うものが一緒の空間にいる。それぞれの価値観がある。挨拶をするのが正しいとか、しないのが間違ってるとか、勉強ができないといけないとか、勉強なんてしなくてもいいとか。環境や文化や性格で全く違う価値観の人が隣に生きている。私の考えを尊重してほしいと思うなら、相手も同じように尊重されていい。相反する考えが存在するこの世界。相手を宇宙人だと思おう。宇宙人同士がたまたま同じ地球に今生きている。全然違う価値観なの当然じゃん!見た目が同じ人間で同じ言語で同じ年代だと、ついつい自分と同じ意見なんじゃないかと思ってしまう。それは気のせい。勝手に自分の判断で決めつけない。同じように相手にも自分と同じと思われなくていい。自分と相手の大切にするものは違うことが前提。これは相手を突き放そう、線を引こうと言っているのではない。まずはそれを認め合おうと言う提案。自分はそのままの自分でいい。同じように相手もそのままの存在でいい。それを優しい気持ちで「なるほど、あなたはそれが大切なのね」と認め合えれば一緒の空間がもっと楽で楽しいものに変わる。

Ⅱ 自分の内面が原因。批判、不満は自分に対して自分が思っている言葉。批判、不満の内容をよくよく掘り下げて考えてみると、実は自分のコンプレックスだったり触れられたくない弱い部分だったり、自分でも嫌いな自分それを図星で言われた時だと思う。ってことは相手に非は無い。変わるのは自分自身。実際の相手を変える必要はない。もし否定して相手を変えても本質は自分のことなんだから意味がない。(そもそも相手をコントロールできない)

Ⅲ 自分のことを自分が認める。嫌なところも好きなところも認めて受け入れる。自分はこう言う価値観があったのかと気づいて認める。案外自分のことでも気づいていないことが多い。特に短所は目を背けたくなる。頑固なところ、すぐ怒るところ、短気なところ。今まで認められなかったんじゃないかな、だから指摘された気がして反発したくなっちゃうのかな。人を認めないということは自分を認めないということ。環境や人のせいにしてはいけないとよく言うけど、元々の原因は自分の中にあるから、環境や人ではなく、自分の内面に気づいて自分のことを知って認める作業が必要だよということなんじゃないかな。

Ⅳ もっと自分を信用しよう。これでいい。今の自分は未完成だけどこれがあるから成長できている。道の途中でつまづくことも喜びなんだ。いつか目標とした自分になることがもっと大きな喜びになるための必要な過程なんだ。同じように相手も信用しよう。このままでいい。無理やり心地よい存在にしようとしなくていい。今は私とは反対意見かもしれないけど、これも仲良くなるための理解するための必要な過程なんだと受け入れていけば、自分の意見も対立的ではなく仲間の意識で相手に伝えることができるのではないか。

Ⅴ 理屈ではなくユーモアを。話の理屈はあくまでも自分の中の理論であって、価値観の違う相手にはそもそも通用しない。理屈で言い返したところで平行線。それにそういう場合は相手を言いまかしたい気持ちになっていることが多い。言い負かしたところでスッキリしないことは長い経験でわかってきた。後から自分のそんな横柄な態度に嫌気が刺す。論理で相手を納得させそうになったらまずは「そんな考えもあるんだな」次に話をどこへ持っていけばいいか?その時相手を笑わせられたら最高だな。余裕が出てきたらやってみよう。

Ⅵ 素直に柔軟になろう。長年生きていると自分の価値観でがっちり固定されてしまう。世界はこういうものだという勝手な思い込みだとしたら?別の角度から世界を見ている人がたくさんいて、しかも自分のすぐそばにいるとしたら?子供の頃だったら疑いのない心で素直に聞き入れられたことも今はそうできなくなっている。もちろんそれは自分が生きるうえでの生存の本能なんだろうけど。

Ⅶ 呪文を決める。「でも、、、!」って反射的に反論したくなる。いくら自分の内面が原因と思っても言われた瞬間はそんなこと気づかない。まさか自分が原因でイラッとしてるなんて思い至らない。反射的に相手に言い訳したくなる。やっちまったなと反省するのはその日の終わり。その繰り返し。咄嗟に不満や批判をしないように、口癖や呪文をいくつか用意しておこう。「うんうん、そうだよね」「なるほどーそういう考えもあるんだ」「相手はコントロールできない」「違う星の宇宙人」その時、笑顔を忘れずに(^^)

Ⅷ 目的を見つける。もし私が自分の考えや行動を変えて周りの人と調和していけるようになったら、それが広がって私の周りのコミュニティが平和になって、ちょっとした喧嘩や、悪口がなくなる。そして私は幸せになれる。さらに私の周りの人がホッとしたり、楽しくて幸せな気持ちなれる。それがさらにさらに広がった先に世界全体の人が幸せになれるはず。それを思い浮かべれば行動を変えられるかなと思う。

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